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〈コラム〉歯と全身のコリ?

ちょっとしたコラムです。 突然ですが今現在みなさんの上の歯と下の歯はくっついていますか?それとも離れていますか? 実はこれ、とっても大事なことなんです。

普段人間の上下の歯は離れていることが普通なのです。 習慣的に歯がくっついていると、全身の筋肉が緊張し肩コリや腰痛を起こしたり、更に酷くなると頭痛、めまい、耳鳴り等様々な症状の原因にもなると言われています。

なので今まさにくっついているそこの貴方!

今すぐに離して下さい。

ですが、実は離そう離そうと意識しすぎるのも疲れてしまいます。

そこで、紙に「歯を離す」と書いて、よく目にするところに貼っておき、目にした時だけ歯を離して、ゆっくり息を吐きましょう。 歯を離すと同時に息を吐くことで、脱力することが出来、噛み癖が改善されていくそうです。

「私今くっついてないしー(o'ω'o)♪」と思ってる貴方も一度鏡で口の中を覗いてみてください。 舌に歯型があったり、頬の内側に白い線ができていたら無意識の内に噛み締めているかもしれませんよ?

ではなぜ上下の歯がくっついていると肩コリや腰痛などを引き起こすのでしょうか?

詳しく知りたい方は続きをお読み下さい。結構長いです(・∀・;)

歯根膜

上で話したように、人間は普段何もしていない時は上下の歯が離れていることが普通なのです(さらに言えば、上下の唇は軽く閉じていて、上の歯の裏に舌先が軽く触れているのが正常な状態です)。

なぜかというと、人間は上の歯と下の歯がくっついていたら「歯根膜咬筋反射」という反射が起り、上下の歯が離れるように出来ているからです。 歯根膜とは右図のところです。

歯根膜は歯の根っこと歯槽骨の間にある組織で、歯に加わる噛む力を和らげる働きがある他に、精密なセンサーの役割を果たしていて、歯の形状、歯並び、かみ合わせの善し悪しなどを感知し、その情報を基にして脳から、噛む(咀嚼運動)や顎の位置の調節などの命令が出されます。

つまり顎の動きに対するかなり重要なセンサーなのです。

ではくっついていたらどうなるのでしょうか?

日常的に上下の歯がくっついていることを「歯牙接触癖(TCH)」と言います。

なんだか仰々しい名前がついてますねΣ(・∀・;)

強く噛み締めたり食いしばったりしていると、リラックス出来ませんし、ガチガチに力んでしまいますよね? 実は歯は軽く触れているだけでも、脳は噛み締めていると勘違いを起こします。 力んでいると、筋肉は緊張し、疲労が生じます。悪化すると口の周りの筋肉だけではなく、全身の筋肉が緊張し肩コリや腰痛を起こしたり、更に酷くなると頭痛、めまい、耳鳴り等様々な症状の原因にもなると言われています。

他にも歯がくっついていると唾液の分泌が増えます。それを飲み込む際に微量の空気も一緒に飲み込むため、お腹が張ったり、ノドに異物があるような感じがしたり、更に更にゲップやおならがよく出ます!

良いことありませんね!

普段から力が抜けないと思っていらっしゃる方は一度気にしてみてはいかがでしょうか?

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