top of page

〈コラム〉経絡治療とは?

最近テレビなんかでも東洋医学が取り上げられることも増えてきて、「鍼灸治療」や「漢方外来」なんて言葉を耳にしたことがある方も多いとは思います。

では私が取り入れている「経絡治療」とは何でしょうか?

「気」や「経絡」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、東洋医学に於いて「気」とは分かりやすく言えば「身体や内臓を動かすエネルギー」のことで、「経絡」とは「『気』の通り道」を指します。 「気」はこの「経絡」を通り、昼間に25周、夜間に25週の計50周も全身を巡っていると言われています。

経絡治療とは鍼灸治療の方法の1つで、全ての身体の不調は「『気』の通り道」である「経絡」に異常があるために起こると考え、異常を起こしている「経絡」を正常に戻せば不調が治るという理論のもとに成り立つ治療法です。

経絡の異常とは、気が流れ安いか詰まっているか、流れている気の強さ、気の流れる量等様々な事が考えられます。

以前の話で出てきた「四診」を用いて「証を立てて」その人の状態に合わせて、異常を起こしている「経絡」を整えていくのが「経絡治療」です。 「経絡」は1日に50周身体を巡っていると言いましたが、通り道の経絡は全て繋がっています。 つまりどこかに異常があれば全身に異常が出ますし、その箇所を調整すれば全体的な流れが整い、その方の持っている不調が全体的に良くなっていきます。

例えば、ある患者さんが腰痛の治療に来ていたとします。その患者さんが胃腸が弱かったとしましょう。腰痛と一緒に胃腸の調子も整うというわけです。

これが「経絡治療」の特徴です。

タグ:

お知らせ
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
bottom of page