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●東洋医学(陰陽③)

2回にわたって陰陽について見ていきました。 この陰陽という考えは人体にも当てはまることで、人体での陰陽の質や量の変化に異常が出てくると体調の不調を引き起こします。

では人体ではどういうものが陽で陰なのでしょうか?

例えば背中は陽でお腹は陰です。基本的に前側に身体を丸めることはできても背中の方に丸めることはできませんよね?なのでお腹は内側なんです。

また五臓六腑では、六腑は陽で五臓は陰です。 六腑は身体の中にはあるけど、口から入った食物が最終的に肛門から便として出てくるように外界と繋がっているので内側でも外、つまり陰中の陽です。 五臓は身体の中にあり、外界と繋がることはないので陰中の陰ですね。 こんな感じで体内の全てのことも陰陽に分けて考えることができます。 因みに気と血では気が陽で血が陰です。

陰陽のバランスが崩れると体調を崩すということですが、どういうことでしょうか?

もし風邪を引いて熱が出ているとしましょう。 熱があるということは普通に比べれば陽が強い状態ですね。 また熱が出ているという状態は身体が菌やウィルスと戦っている状態で、つまりまだ瀬戸際で食い止められている状態です。

これは病気が身体の奥底(陰)まで来てなく、どちらかと言うと表面(陽)にある状態です。 つまり、(虚実という考え方はまたいつかやっていきますが)陽が実の状態で病気が浅い陽の領域に存在する、ということです。

そして東洋医学では陽をさらに太陽、少陽、陽明、陰を太陰、少陰、厥陰の3つずつに分け三陰三陽として治療を組み立てていきます。

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